幕末維新の舞台

宇和島市

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 南伊予の中心都市である宇和島市は、伊達10万石の城下町として栄え、背後には自然豊かな鬼ヶ城(おにがじょう)連山、前面には豊潤な宇和海(うわかい)がひらけています。宇和海は切り立つリアス式海岸に囲まれ鯛やハマチ、真珠の養殖に適し、みかんなどの柑橘と併せて全国有数の生産地となっています。

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宇和島市からのメッセージ

 仙台藩祖伊達政宗(だてまさむね)の長男秀宗(ひでむね)より始まる宇和島伊達家。初代秀宗の入部以来、明治維新まで9代の藩主が「西国の伊達」として伊予宇和島10万石を治めました。今も宇和島には藩政時代の面影を残す伊達家ゆかりの歴史文化遺産が数多くあります。皆さんにもぜひこういった宇和島の歴史や文化といった魅力を存分に体感していただきたいと思っています。

幕末維新の舞台

1. 樺崎砲台(かばさきほうだい)

 安政2年(1855)10カ月かけて宇和島湾の防備として築造された砲台跡です。後、慶応2年(1866)宇和島に来航したイギリス軍艦に対して礼砲を撃ったことが、アーネスト・サトーの記録に見られ、「実戦には役立つものではない」と記されていますが、宇和島藩が砲台の西洋築造法を導入したことで意義あるものの1つです。
愛媛県宇和島市住吉町2丁目

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2. 大村益次郎居住地跡

 嘉永6年(1853)10月に周防国(山口県)から8代藩主伊達宗城に招かれて来宇した大村益次郎は、緒方洪庵(おがたこうあん)について医学・兵学を修め塾頭もした秀才でした。翌年には月に米六俵扶持(知行百石相当)を賜わり、西洋兵書の翻訳・研究・軍艦設計等に成果をあげました。ここより少し上流にはシーボルトの娘イネの住居跡、近くには実業家土居通夫(どいみちお)の生家跡、映画監督伊藤大輔(いとうだいすけ)の実家跡もあります。
愛媛県宇和島市神田川原字神田川原116

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3. 高野長英居住地跡

 幕府に追われた高野長英(たかのちょうえい)は、宇和島藩8代藩主伊達宗城によって、秘かに保護の手を差し伸べられ来宇しました。長英は出羽の蘭学者、伊東瑞渓と名乗り嘉永元年(1848)4月2日、医師富沢礼中(とみざわれいちゅう)と共に宇和島に入り、家老桜田佐渡の別荘に居住しました。高野は私塾「五岳堂」で蘭学を教え翻訳にも努めました。また、藩命により城辺久良砲台(現・愛南町)の設計築造にも従事しました。後年、高野の同郷の後藤新平(ごとうしんぺい)筆で「瑞皐高野長英先生居住之地」の碑が建てられました。
愛媛県宇和島市新町2丁目3-4

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見どころ(名所旧跡等)

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1. 史跡宇和島城

 伊達十万石の城下町として、江戸時代から四国西南地域の中心として発展してきた宇和島市は、日本屈指のリアス式海岸地帯にあります。城はその最深部、現市街地のほぼ中央にあり、慶長元~6年(1596~1601)の藤堂高虎(とうどうたかとら)創建時には、大半が海に面する地形を巧みに活かした縄張となっていました。石垣や天守、矢倉は、元和元年(1615)に宇和島入りした伊達家により修築されましたが、基本的な城構えは高虎時代のものを引き継いでいます。
愛媛県宇和島市丸之内1

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2. 名勝天赦園(てんしゃえん)

 寛文12年(1672)宇和島藩2代藩主伊達宗利(むねとし)が造成した浜御殿の一部を、7代藩主伊達宗紀(むねただ)が隠居所として大改造し、慶応2年(1866)に完成、天赦園と命名しました。面積11240㎡を有する池泉回遊式庭園で、昭和43年に国指定名勝になりました。伊達家家紋に因み、多くの竹や笹が植栽されており、藤、花菖蒲も見事で、独特の風致を作り出しています。
愛媛県宇和島市天赦公園

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3. 宇和島藩主伊達家墓所

 宇和島伊達家の墓所は初代秀宗の後2~4代と龍華山等覚寺(りゅうげざんとうかくじ)に葬られていましたが、6、8代は龍華山等覚寺に、5、7、9代は金剛山大隆寺と交互に葬られ、いずれも県や市の史跡に指定されています。
愛媛県宇和島市野川甲1158番1他

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4. 宇和島市立伊達博物館

 慶長20(1615)年宇和郡板島の地(現在の宇和島)に初代秀宗が入国して以来、歴代藩主の善政によって殖産興業、文化の興隆めざましく、香り高い幾多の文化遺産を保有しています。
 特に八代藩主伊達宗城は賢侯のきこえ高く、内政の充実はもちろん、幕末の政局多端に際しては、松平慶永・山内豊信・島津斉彬らとともに大いに活躍したところから、中央との交流もしげく、他に見ることのできない貴重な文化財が残されています。
 昭和47(1972)年に市制50周年を迎えた宇和島市は、それを記念して、これらの文化財を公開し、先人の業績をしのび、文化愛護の精神をやしなうと共に、これを伝承し、さらにより高い文化の創造を願って、この博物館を建造しました。
愛媛県宇和島市御殿町9−14

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特産品

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宇和島鯛めし

 海賊衆が酒を飲んでいたお椀に飯を盛り、鯛の身をのせて食べたのが始まり。生の鯛を使った食べ方は珍しく、宇和島独特の食べ方。新鮮な鯛を卵入りの醤油だれに漬け、あつあつご飯にかけます。

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宇和島じゃこ天

 宇和海ならではの鮮魚「ハランボ」という小魚の身をすり潰してミンチにし、それを油で揚げたカルシウム豊かなじゃこ天。こういった練り物を揚げたものを宇和島では「天ぷら」といいます。火であぶり大根おろしを添えて食べると、絶品の美味しさ。

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真珠アクセサリー

 光沢・色・巻具合ともに世界最高級を誇る宇和海真珠。それを支える要件は、水質、水温、潮の流れ、そして何よりも透き通るような海の美しさであり、その光彩はひときわ美しく、世界の人々を魅了してやみません。